体を温める飲みもので健康維持を!紅茶がおすすめ!では冷やす飲みものは?
2020/10/09
健康を維持するために冷え対策は基本中の基本です。
子供のころから冷えるとお腹を壊すよ!
寝る時には腹巻をしなさいよ!と言われたのではないでしょうか?
腸は冷えにとても弱くて腸内環境が悪化します。
そこで下痢や便秘になってしまいます。
免疫力が低下します。
そしてさまざまな体調不良がおこることになりますね。
理想は一年中お腹は冷やさない。
先ずは温かいものや身体を温める成分のものを食べるようにしたいですね。
ここではお茶をはじめ身近な飲み物について体を温めるもの、冷やすものそれぞれについて調べてみます。
Contents
身体を温める飲み物冷やす飲み物
-
身体を温める飲み物
- 紅茶
- ウーロン茶
- ほうじ茶
- ココア
-
身体を冷やす飲み物
- 緑茶(ここでは一般的な日本茶、番茶を考えています。)
- 麦茶
- コーヒー
日本人なら最も身近で誰もがいつも口にしているお茶といえば、緑茶ですね。
私が勤めていた頃は10時と3時には決まってお茶を用意していました。
会議にもいつもお茶をいれて配っていました。
でも今、どうでしょうか?
職場にもみんながそれぞれにいろんな好みのお茶を持参したり、健康を考えて自分のための特別な飲み物を用意しているようですね。
そこで気になる飲み物のいろいろについて健康面から考えてみます。
緑茶(日本茶)、紅茶、ウーロン茶、ほうじ茶は加工方法が異なるだけで全て同じ原料からできているんですね。
原料が同じなら身体に与える効果は同じなんじゃないの?
ここで少し詳しく調べてみたいと思います。
まずお茶とは?
茶の木の葉っぱですね。
茶の木はツバキ属、ツバキ科の常緑性植物です。
お茶はその茶の木の新芽や若葉を原料として作られる世界的な飲料です。
恥ずかしいことですが、ちょっと前まで紅茶やウーロン茶もあのお茶の葉から作られているということを知りませんでした。
お茶の木は私の家の裏にもあって、小さい頃よく摘んでいました。
そして家族で 蒸してむしろで干していました。
なお、お茶の歴史でみると緑茶がまず飲まれ、次に16世紀に中国でウーロン茶が出来、さらに18世紀後半になって紅茶が作られたようですね。
ウーロン茶は半醗酵、紅茶はウーロン茶をさらに進化(より充分に醗酵させて)できたということです。
ここでそれぞれお茶の効果について見てみます。
各種お茶とその効果
緑茶(番茶)(身体を冷やす)
成分と効能
カテキン=タンニン(お茶の渋み成分)
(ポリフェノールの一種)
疲労回復
抗酸化作用
抗菌
コレステロールを下げる
発癌抑制
カフェイン 疲労回復 覚醒効果 強心作用 利尿発汗作用
カロチン(お茶は人参の10倍)
ビタミンB群、糖類の代謝
ビタミン 血管壁強化
ビタミンC ストレス解消、風邪予防 メラニン色素生成抑制
(レモンの4倍)
(ほうれん草の3倍)
ビタミンE 活性酸素の働きを抑える
食物繊維 抗がん作用
お茶には癌の予防効果もあるのですね。
毎日10杯以上のお茶を飲んでいる地方では他の地域に比べて癌による死亡率が低いという疫学的調査結果も報告されているようです。
さらに、コレステロール値を下げる効果もあり心疾患の発症率が低いことが報告されています。
また、うれしいことにお茶に含まれるビタミンCは熱で壊れにくいのが特徴だそうです。
ウーロン茶 (身体を温める)
ウーロン茶も茶葉を半醗酵茶の製法で加工、製品化されたものですね。
酸化酵素をある程度活用して醗酵を進めてから加工します。
一般的には新芽ではなく、芽から数えて2~3枚目の葉または3~4枚目の葉を摘んで作るようです。
ウーロン茶は半発酵させているので緑茶よりもタンニンの量が少なくなります。
それで消化器官にやさしいです。
すでに16世紀には作られていて、商品としては、おそらく17世紀に入ってから、中国福建省の北部で初めて登場したそうですね。
現在では国産の茶葉を使い、苦みの少ないまろやかなウーロン茶が販売されていますね。
紅茶 (身体を温める)
紅茶 は、摘み取った茶の葉と芽を乾燥させ、もみ込んで完全発酵させ、乾燥させた 茶葉です。
濃い橙紅色で香りが高いです。
実は世界で一番飲まれているのは紅茶なのですね。
紅茶も当然、茶の葉の栄養成分を含んでいますが、紅茶のテアニンというアミノ酸は紅茶に含まれる20種のアミノ酸の約半分を占めています。
テアニンはカフェインの作用を抑制する働きを持っています。
それで紅茶は興奮作用は穏やかになると言われます。
そして紅茶のうまみ成分です。
紅茶には三大銘茶と呼ばれるものがあります。
19世紀から20世紀はじめに出揃った銘茶だそうです。
- インドのダージリン
- 中国のキーモン
- スリランカ(セイロン)のウバ
を指します。
いずれも特有の香味と味が賞賛されるようです。
また、ダストという粉のように細いサイズは最近のティーバッグが主流です。
ティーバッグは1960年代より急速に普及したようです。
私もティーバッグの紅茶を愛飲しています。
それから紅茶は甘くないと飲めないという人。
つい1年前くらいまでの私も紅茶に砂糖をいれていました。
そんな人には身体を温めるといわれる黒砂糖がおすすめです。
ショウガを入れて「ジンジャーティー」にすると、さらに体温を上げる効果が高くなります。
私はショウガの粉末を入れています。
手軽でいつでも簡単に取り入れられますのでお勧めです。
ほうじ茶(身体を温める)
番茶や下級の煎茶を強火(200℃)で焙じて香りをつけたお茶です。
見た目は褐色で入れたお茶は濃いビール色をしています。
加熱することで、茶葉がもつカテキンやカフェインが昇華したり、成分が壊れて減少します。
それで体にやさしいと言われています。
寝る前に飲んでも安心ですね。
独特の高い香ばしい香りがあります。
また、ほうじ茶には「ピラジン」という成分が含まれています。
ピラジンは血液のめぐりを促進して、 身体を温めてくれるといわれます。
ココア(身体を温める)
ココアはアオイ科の常緑樹の実、カカオ豆を粉砕し、分離したカカオマスから脂肪分を除いたものです。
ココアの主成分はカカオポリフェノール。
- 血圧を下げる効果
- 動脈硬化予防
- 脳の活性化など
他に食物繊維のリグニン、
カルシウム、
マグネシウムなどの微量ミネラル類も含む。
便通の改善をする効果もある。
ただし、市販のミルクココアには、砂糖やミルクなどが加えられているので、健康効果を求めるには砂糖などが入っていないものがおすすめです。
麦茶(身体を冷やす)
麦茶は、大麦で作られている飲み物です。
成分
カリウム
利尿作用があり、尿とともに熱を排出します。
体温を下げてくれるので、暑い夏によく飲まれています。
麦茶は醗酵はしていません。
発酵していない茶葉は体を冷やすと言われています。
緑茶もそうですね。
でも、麦茶には栄養素がとても多く含まれています。
そこでさまざまな効果も期待できます。
代表的なものとしては、心筋梗塞、脳卒中予防です。
コーヒー (身体を冷やす)
コーヒーは、アカネ科コーヒーノキ属に属し、その実の種子からコーヒーの原料となるコーヒー豆が採取されます。
コーヒーの木は自然のままなら樹高は9〜12mに達するそうですね。
コーヒーはそのコーヒーの木の種子、コーヒー豆を焙煎し挽いた粉末から、お湯または水で成分を抽出したものですね。
どこの家庭でもよく飲まれ、職場などでも来客のもてなしや休憩時に飲用されていると思います。
コーヒーの専門ショップも本当にたくさんあります。
コーヒーは今や緑茶と同じくらい飲まれているのではないでしょうか?
コーヒーには約1000種類の成分が含まれているといわれているそうですね。
なかでも主要な成分はカフェインとタンニンです。
コーヒーの成分と効能
100gあたり
ナトリウム 1 mg
カリウム 65 mg
炭水化物 0.7 g
タンパク質 0.2 g
カルシウム 2 mg
マグネシウム 6 mg
脂質 0 g
コレステロール 0 mg
コーヒーは軽度の習慣性があるといわれます。
ところが1日3~4杯飲む人の癌になるリスクが減ったということで、肺がん抑制効果が確認されたそうですね。
コーヒーはあまり飲まないほうが身体のために良いと思われていた時期もありましたが今やコーヒーは制癌作用や抗酸化作用などいろいろな効能が言われています。
ただ、夜就寝前には飲まないようにするといいですね。
おわりに
いままで自分で勝手な思い込みで好んで飲んでいたもの、敬遠していたものがありました。
こうして身近な飲み物を調べてみて、好きだけで飲み続けていたもの、敬遠して飲もうともしなかったものが、とても身体によい飲料だと分かったものがあります。
日常的に飲むものなので、やはり身体のために良い飲料を摂りたいものだと思いますね。
身体は冷やさないこと。
やはり冷えは万病のもとと言われるように、常日頃から気にかけていくべきことだと思います。
飲料は毎日身体に取り込むものなので身体を温めるものを重点的に摂って、冷やすものは嗜好品として楽しむことで健康を守っていきましょう!
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