大腸がんの症状と原因について 体験記
2020/10/09
つい先日、俳優の今井雅之さんが大腸がんであることを公表されました。
本当に本当に驚きました。
いつも男らしくて、カッコよくて颯爽として元気そのものという印象しか無かったのでショックはとても大きいです。
トーク番組でも男っぽくて、これぞ男という印象が強かったので、会見の時の映像はとてもショックでした。
実は主人も大腸がんを克服しています。
どうか今井さんも癌を克服して、以前にもまして男っぽい姿をこれからもずっと見せていただきたいと念じながら・・・
大腸がんについて主人の経験を交えて書いていきたいと思います。
Contents
大腸について
大腸がんについて知る前にまず、大腸について、
大腸は胃で消化吸収が行われた食べ物の最終処理をする器官ですね。
残りの腸内のものをためて、水分を吸収して大便にする器官です。
大腸菌や乳酸菌などの100種類以上の腸内細菌が存在していると言われます。
今ヨーグルトをみんな食べていて知識も豊富だと思います。
そして食物繊維の分解や感染予防の働きなどをしているそうです。
大腸は盲腸から始まります。
盲腸から上(頭側)に向かう部分が上行結腸、次いで横に向かう部分を横行結腸、下に向かう部分が下行結腸、
S字状に曲がっている部分がS状結腸です。
そして約15CMの真っすぐな部分が直腸で、最後の肛門括約筋(かつやくきん)のあるところが肛門管です。
大腸がんとは
では大腸がんについて少し調べてみたいと思います。
大腸がんは長さ約2メートルの大腸(結腸・直腸・肛門)に悪性腫瘍が発生した場合に大腸がんと呼ぶようです。
日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。
大腸がんは食事の欧米化により、とくに動物性脂肪や蛋白質の過剰摂取になり、日本でも近年急速に増えているといわれます。
毎年罹患する人が約6万人とも言われ、1位である胃がんを追い抜くのは時間の問題といわれているようです。
日本人では直腸とS状結腸に多く発生するということです。
罹患の頻度は男性、女性ともに同じだそうで60代がいちばん多く、70代、50代と続きます。
若年者の大腸がんでは遺伝的な素因もあるようです。
大腸がんは、大腸粘膜の細胞から発生して、腺腫(せんしゅ)という良性腫瘍の一部ががん化して発生したものと正常粘膜から直接発生するものがあるそうです。
その進行はゆっくりだそうです。
早期に発見してがんを完全に取り除く手術をすれば90%以上の治癒率だそうです。
大腸がんは、粘膜の表面から発生してその後、大腸の壁に次第に深く侵入していき、進行するにつれて
肝臓、肺など別の臓器に転移していくようです。
大腸がんの発見に関しては、便に血液が混じっているかどうかを検査する、便潜血検査が有効だそうです。
症状が出る前に検診などでの早期発見が可能です。
いろいろ大腸がんについて調べてみると少し進行して、肝臓や肺などへの転移(遠隔転移〔えんかくてんい〕)
が認められても、手術が出来る病状であれば手術により根治(こんち)できる場合があると書かれています。
完全に切除することが難しい転移が起こってから、がんが発見された場合は、手術に加えて放射線治療や抗がん剤治療が行われるようです。
手術後に再発した場合でも早い時期に見つかれば切除により治る可能性があるということです。
症状について
大腸がんの症状は、大腸のどの部分に、どの程度のがんが出来ているかで異なるようです。
多い症状としては、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血
原因不明の体重減少などがあるようです。
中でも血便の頻度が高いようですが、痔(じ)など場合も同じような症状があるので、とにかくそんな症状があれば
早めに消化器科、胃腸科、肛門科などを受診することで早期発見につながりますね。
時には、がんによる腸閉塞(へいそく)症状から嘔吐(おうと)などでがんが発見されたり、大腸がんの転移が、肺や肝臓で
先に発見されることもあるようです。
実は主人も辛抱強くて長年にわたり便秘を繰り返し、吐き気でやっと受診する事になり、診断結果は大腸がんでした。
そして即、緊急手術になりました。
幸いリンパ節に転移も無く、大腸は長いので悪い所を切り捨てて命を取り留めてくれました。
主人の緊急手術の顛末はこのあとに書きます。
リンパ節(りんぱせつ)について
体全体にある免疫器官の1つです。
免疫とは、「疫病(病気)を免れる」ことを意味する言葉で自分の体の外から入ってきた細菌やウイルスなどの敵や、変質した自分の細胞(腫瘍細胞など)を攻撃・排除する働きのことです。
リンパ節は、全身の組織から集まったリンパ液が流れるリンパ管の途中にあり、細菌、ウイルス、
腫瘍細胞などがないかをチェックし、免疫機能を発動する「関所」のような役割をしているそうです。
リンパ節は、1〜25mmの大きさで、中には免疫担当細胞であるリンパ球が集まっています。
リンパ節が腫(は)れて大きくなる)原因は、感染症免疫・アレルギー異常、血液のがん、がんの転移などが
あげられるそうです。
余談ですが私の背中にはほとんど年中5ミリ位のこぶのようなものがあります。
それはほとんどの時は右脇腹の背中側にありますが時に左わき腹になるときもあります。
いろいろなお医者さんに相談しましたが、
「う~ん、まあ心配する事はないですね。」というものでした。
意を決して一度総合病院で相談し、皮膚科で診断を受けることになりました。
結果はりんぱ節だという事でした。
出来たり、無くなったりするのは、そこに必要が無くなったからということでした。
とても納得出来て、それからはそのコブちゃんをいつも応援しています。
「頑張ってね!ご苦労様!!!」と
心の中で言ってなでてあげます。
今も右脇腹で守ってくれています。
大腸がんの原因と症状の現れ方
大腸がんの発生原因はまだわかっていないそうですが、食生活の変化と深い関係があるようです。
疫学を中心とした研究から、大腸がんの発生は欧米食の
特徴である高脂肪、高蛋白かつ低繊維成分の食事が多くなった事、生活様式が強く関係していることが明らかになっているとの事です。
症状の現れ方としては、早期の大腸がんではほとんど自覚症状はなく、大腸がん検診や人間ドックなどの便潜血検査で
見つかることが多いといいます。
進行した大腸がんでは、腫瘍の大きさやある部位で症状が違うそうです。
右側大腸がん
かなり大きくなってから腹部のしこりとして触れたり、原因不明の貧血の検査で発見されることもあります。
左側大腸がん
比較的早期から便に血が混ざっていたり、血の塊が出たりする症状がみられるそうです。
腹痛、便が細くなる、残便感、便秘と下痢を繰り返すなどの症状が現れるということです。
放っておけば完全に管腔がふさがって便もガスも出なくなり、腸閉塞(ちょうへいそく)になります。
直腸がん
左側大腸がんとほとんど同様の症状がみられます。
肛門に近いために痔と間違えられるような出血があり痔と思われて放置されることもあるそうです。
大腸がんを克服した主人
我慢強い主人がずっと辛抱していた便秘症です。
いつも便秘が続くとひそかに浣腸をしていました。
その日は前夜早くからベッドに入り、朝は食事も要らないといいました。
心配になり私がいつも掛かっている先生に電話して相談すると、すぐ来なさいとの事でした。
さすがの主人も苦しかったのでしょう。
すぐ用意して私が運転して直行しました。
着くとすぐ診察していただいてレントゲンを撮りました。
そして点滴をしていただいたのですが、その直後往診に出られた先生が帰ってこられて、言われた結果は
腸閉塞をおこしているから総合病院の外科に紹介します。
とのことでした。
病院ではすぐいろいろな検査があり、すぐに息子さんがおられたら呼ぶようにといわれました。
兄弟も無く、子供は娘1人しかいないのでいとこに来てもらいました。
小さな部屋に呼ばれ病名をつげられました。
「大腸がんです。
用意が出来次第手術をします。
輸血が必要かもしれません。
承諾をしてもらえますか?」
などと告げられたと思います。
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成功した手術
手術は夕方から始まり夜明けまでかかったと思います。
長い長い時間でした。
親戚のみんなも来てくれて手術室の横の待合室は、ほかの方の家族もいて満杯でした。
夜もふけて他の家族たちは手術も終えいなくなり、親戚も帰ってもらって、あと4人になりました。
長い長い時間が過ぎました。
立ったり、座ったりして落ち着かない時間が過ぎとうとう呼ばれました。
呼ばれて不安な気持ちで手術室の前に行くと、窓口に先生が来られて
「手術は無事終わりました。
癌はきれいに取れました。
リンパ節にも転移はありませんでしたよ。」
この言葉は本当にありがたく、今も耳に鮮明に残っています。
主人は2日ほど集中治療室で過ごし、その後個室ですごし無事退院してくれました。
大腸は長いので悪い所を切り捨てれば大丈夫だそうですよ。
主人は永く便秘を我慢していたので、大腸がふくらんでいて接合部分が合わないために、一旦人工肛門を付けました。
半年以上の辛抱の末、人工肛門を取り外す手術をして再び自然の元の身体に戻していただく事が出来ました。
お蔭で主人はその後は元気で旅行も年中、好きな時に好きな所に行ける生活を取戻してくれました。
まとめ
病気は何と言っても早期発見が最も重要ですね。
どんな病気も早期に発見できれば100%の完治もありえます。
集団検診や人間ドックで、便の潜血検査による早期発見が多くなっているそうです。
以前は便検査の前に食事制限が必要だったようですが今はそんな必要も無く、簡単に出血の有無が分かるようになっているそうです。
みんなそう分かっていても、やはり病院へはあまり行きたく無い!のが本音ではないでしょうか
日頃の健康管理をしっかりして、病気を未然に防ぐ努力を欠かさないようにしたいですね。
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