洗濯機の歴史と初めて電気洗濯機を使った時のこと!
2020/10/09
洗濯機は今やどこの家庭にも当たり前にあります。
いろんな便利な機能を備えた洗濯機があります。
一人暮らしを始めた学生の部屋にさえ、洗濯機は設置されています。
でも、洗濯機もいろいろな歴史を経て現在の有るのがあたりまえの電化製品になったのですよね。
初めて洗濯機が我が家に来たときのエピソード、笑い話を聞いてくださいね。
Contents
初めて見た洗濯機
洗濯機が我が家に初めて設置されたのは、昭和34年(1959年)の9月頃です。
その頃はまだ片田舎の私の地域では洗濯機のあるところはなかったと思います。
そして裕福でもない我が家に洗濯機が近所でもまだ無い時期に設置されたのには笑える理由があります。
初めて洗濯機を見たのは昭和33年(1958年)9月末です。
当時勤務していた電話局から 電電公社の学園に入学した時のことです。
地方から京都の学園に入学したので寮に入ることになったのです。
そしてその寮の洗面所に設置されている洗濯機を初めて見ました。
ビックリしました。
これが洗濯機?!
寮に洗濯機があるなんて!
これを自由に使えるのか!!!
ととてもうれしくなりました。
その洗濯機は洗濯機の底にある凹凸の皿が回って洗濯する噴流式洗濯機だったと思います。
噴流式洗濯機は昭和28年(1953年)に発売されたということです。
洗濯層で洗濯して、排水してあと何回かすすぎ洗いをした後、すすいだ洗濯物を 一枚一枚横に取り付けられたローラを通して絞って脱水するようになっていたと思います。
寮ではその洗濯機をみんなで順番を取って使っていました。
それまで家では木の洗濯たらいに波波のついた洗濯板で手洗いをしていたので とても驚きました。
洗濯機ってすごいな!
早く使ってみたいな!
これならあんなに大変だった洗濯が楽に出来るワ!!!
寮ではみんなが順番に洗濯機を使うので洗濯機はフル稼働でした。
洗濯が好きになりました。
洗濯機が我が家に設置された笑えるきっかけは?
学園は1年間だったので、寮生活も終わりに近づきました。
そこでまた洗濯機のない我が家に帰ることになります。
そこで考えました。
家にも洗濯機を買って欲しい!
そこで強硬手段を思いついたのです。
洗濯機を買ってくれないのだったら家には帰らない!
そんなわがままを通してしまったのです。
今考えると本当にそんなわがままをよく言ったものだなと 思いますが、
おかげで我家では、近所のどこよりも早くたらいに洗濯板の重労働の洗濯から解放されたのです。
洗濯が手洗いの時代
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいきました。」
小さいころ寝る前に読んでもらった昔話ですね。
洗濯の手洗いは長く続きました。
主婦や女の人の仕事でした。
大勢の家族ならその大変さは本当に相当なものだったでしょう。
だから、子供たちも袖が鼻水でガチガチになっている子もいたりしましたね。
わたしもたらいで洗濯板を使って洗濯をしていた覚えがあります。
洗濯板は表面にギザギザの凹凸がついています。
明治、大正、昭和と洗濯の大切な道具でした。
洗濯板は1797年に発明されたようですが、誰の発明かは分かっていないようです。
たらいに洗濯板を置き、洗濯板は手前はたらいのふちに乗せ、向こう側はたらいのなかに入れて斜めにします。
その上に洗濯物を広げて石鹸を付けて、ゴシゴシと手でもむのです。
そうして家族分の洗濯物をあらうのです。
水もバケツで何度も運んだりたいへんでした。
古来洗濯の作業は家事労働の中でも最も過酷な作業だったといわれるようです。
これはヨーロッパやアメリカでもそうだったみたいですね。
それから電機洗濯機が作られる前は手動洗濯機があったようです。
木製の丸い桶の横にハンドルがついていて、それを回したようですね。
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電気洗濯機の歴史
世界初の電気洗濯機は、今から約100年前、1908(明治41)年にアメリカのアルバ・ジョン・フィッシャー(Alva John Fisher)により発明されたそうですね。
日本では、電気を使った洗濯機が開発、販売されたのは1928年(昭和3年)に日本でアメリカ製の電気洗濯機が輸入販売されはじめたようです。
戦後になって昭和27年(1952年)に今度は東芝の攪拌式の「P型」という洗濯機がヒットします。
日本ではこのころから洗濯機の普及が進み、白黒テレビ、冷蔵庫とともに三種の神器の一つとして扱われました。
昭和31年(1956年)には日本発のドラム式洗濯機が登場します。
二層式の洗濯機が登場するまでは電気洗濯機といっても脱水はゴムローラーを手回しして行っていました。
私がこのころに洗濯機というものに出会い、便利さに驚き、無くてはならないものとの認識をすることになったのですね。
今や洗濯機も楽天市場で買える時代ですね。
二槽式洗濯機は、1957(昭和32)年にフーバー社が開発しました。
これを日本流にアレンジして商品化したようです。
そして一槽式から二槽式洗濯機へ、さらに全自動洗濯機、続いて洗濯乾燥機へと発展してきたのです。
日本では1928(昭和3)年に東芝の前身である東京電気株式会社がHurley Machine Companyの「Thor」(ソアー)の輸入販売を開始し、国産第一号は1930年に東芝の前身である芝浦製作所から攪拌式洗濯機「Solar」(ソーラー)として販売された。その後、1953年に三洋電機から現在の洗濯機の原点とも言える噴流式洗濯機が低価格で発売され[5]、一気に普及した。
ウィキペディアより
まとめ
いまではスイッチを入れれば全自動で何から何までやってくれる洗濯機です。
でも、洗濯機が無かったころは本当に洗濯は家事労働の中でも大変なものでした。
家族が多ければなおさらのことですね。
どこの家庭でも母親の家事労働の大きな部分を占めていたと思います。
それに昔は子供は鼻水をたらしてよく服の袖で拭いていましたよ。
今では考えられない光景です。
洗濯板が作られ、たらいと洗濯板での洗濯、手動洗濯機、電気洗濯機と進化しました。
この進化の時代をみてきて、今懐かしく当時のことを記しました。
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