ハーモニカの音色はとても郷愁を誘う優しい響きです。
ハーモニカを見ると、そして吹くといつも優しかった父を思い出します。
最近になってハーモニカは喘息を克服するために力を発揮することを知りました。
子供の頃は何も無かった時代でした。
食べる物も満足に無い時代に玩具を買って貰う事など考えられませんでした。
父は何でも作ってくれました。
大工道具を出して何かを作り始めるとそばで何ができるかな?と、じっと見ていました。
とても楽しみでした。
木琴を作ってくれた事もありました。
少し音程の狂った木琴だったかもしれないけど、とても嬉しかったので今も忘れません。
あるとき父がハーモニカを買って来てくれました。
それからは毎日ハーモニカを吹いていました。
窓に座って吹いていて、1度下に落ちた事がありました。
1メートル少々の高さだったけど、途中気が遠くなったような気がしたのを覚えています。
ハーモニカと喘息
音楽は好きでしたが楽器など買って貰うなどと言う考えなど無い時代でした。
父に買って貰ったハーモニカはずっと大切な大切な宝物でした。
一人っ子だったので、いつも一人でハーモニカを吹いていました。
若い時から風邪の治った後、急に激しい咳に見舞われるようになりました。
今言われている咳喘息だったようです。
そして2~3年前、ハーモニカが喘息の療法に効果があるという記事を見つけました。
しばらく吹いていなかった、父に買って貰ったハーモニカを出して吹いてみました。
父からもらったハーモニカはやさしい音色で奏でてくれました。
ハーモニカはいつも吹いたあと流水で洗っていました。
喘息を治したいと思い、またハーモニカを吹こうと決めたので、やはり古いハーモニカは少し心配でした。
ハーモニカはレ・ファ・ラ・シの音を吸うことで音を出します。
7音のうち4音を吸うのです。
新しいハーモニカを買う決心をしました。
トンボ製の21穴の複音ハーモニカを買いました。
父に貰ったハーモニカはやさしい音色で少し小さな音です。
新しいハーモニカは大きな音が出ます。
喘息のハーモニカ療法について
喘息の「ハーモニカ療法」では喘息や慢性閉塞性肺疾患の呼吸運動のリハビリテーションにテン・ホールズ(穴が10個の小さなハーモニカ)というハーモニカが利用されているそうです。
川上桂次郎さんによると、日本では約30年前に喘息治療用のハーモニカが企画されたということです。
特にテン・ホールズでなければならない理由はなくて複音ハーモニカでもいいそうです。
要は腹筋を使った呼吸(腹式呼吸ー丹田呼吸)をすることが大切だそうです。
本当に3曲位を精一杯吹くといつも感じた事のない肺がここにあるのか!と思う瞬間があります。
曲によって吹く音が連続したり、吸う音が連続したりするととても苦しいです。
やはりまだ複式呼吸が上手く出来ていないのかな?と思っています。
吹奏楽器も吹くばかりですが、吸ったり吹いたりするのはハーモニカだけだそうです。
ハーモニカを吹く時は胸式呼吸でも吹く事はできますが呼吸量が少ないので弱い音になってしまいます。
でも、だんだんと呼吸量の大きな呼吸調節のし易い腹筋を使えるようになり、腹式呼吸に変わっていくようです。
複式呼吸は座禅で行う呼吸法と同じ呼吸法です。
雑念を除き前向きな気持ちになれる効果も期待できるのではないでしょうか?
そしてはいたり吸ったりして音を出す楽器なので、心肺機能の強化につながり、脳も活性化するのだそうです。
まとめ
ハーモニカは本当に手軽に楽しめる楽器です。
楽譜もあるようですが、わたしの場合は自分の勘で吹きます。
小さい時から知っている歌を、好きな曲を吹いていました。
いつでもどこでも知っている曲なら楽しく吹くことが出来ます。
小さくていつでもどこにでも持って行く事も出来ます。
ハーモニカの種類は3つで、小さなテンホールズ
ジャズやクラシック、ポップスで使われるクロマチック
ハーモニカそして複音ハーモニカがあります。
複音ハーモニカが1番有名な2段穴の並んだハーモニカです。
童謡や私たちが小さい頃から親しんできた唱歌やメロディを奏でるのにピッタリなのがこの複音ハーモニカです。
ハーモニカは、はいたり吸ったりして音を出す楽器なので、心肺機能の強化につながり、脳も活性化するのです。
いつもハーモニカを吹いていることでハーモニカを吹いていない時も規則的な複式呼吸が出来るようになるという事です。
これからも手軽にいつでも吹くことが出来、喘息を予防出来るハーモニカをずっと続けていきたいと思っています。
そして近所の老人施設にボランティアに行くのが夢です。
また、咳が出そうな時に、速攻で止める方法を「咳が止まらない!咳喘息を速攻簡単に止める方法」という記事に書いていますので、合わせてご覧ください。