草津白根山の火口湖の湯釜は本当に神秘的ですよ。
その時々の天候によって湯釜の水が変わるようです。
あなたはどんな表情の湯釜に出会えるでしょうか?
草津白根山は群馬、長野両県境に位置する標高2,171メートルの山です。
その草津白根山にはとても神秘的な火口湖があります。
その火口湖で一番有名なのは、「湯釜」です。
ところがこの湯釜への行き方がわかりにくいんですよね。
ここでは、実際に私が行った湯釜見学コースを詳しくお伝えします。
気象庁は22日、群馬県と長野県にまたがる草津白根山の白根山(湯釜付近)で火山性地震が増加したとして、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げた。
火口周辺警報も発表し、湯釜火口から約1キロの範囲で、大きな噴石に警戒するよう呼び掛けた。
1月に噴火した本白根山の火山活動に変化はない。
2018年1月23日速報追記
2018年1月23日午前10時すぎ、群馬県警に、スキー場のゴンドラに乗っていたとみられる人から次のような通報があったとのことです。
「山が噴火した。ガラスが割れて、けがをした」
群馬県警に、スキー場のゴンドラに乗っていたとみられる人から通報があったということです。
また、気象庁は火口から1キロ以上噴石が飛んだことが新たに確認されたため、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」を示すレベル2から「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。
NHKニュースが報じました。
Contents
草津白根山見学コース
草津白根山には2つのコースがあります。
- 高山植物などの多い西側火口湖展望台コース
- 白根山火口展望台探勝コース
ここでは、最も短距離で観光バスで誰でも行ける白根山火口展望台探勝コースを紹介します。
草津温泉街から車で約30分のところに白根レストハウスがあります。
軽食やおやつ休憩にピッタリのレストハウスです。
ツーリング客やドライブ客などで賑わうレストハウスです。
レストハウス
☎0279-88-7373
1階
お土産ショップ
喫茶ルーム(サクサクのベークドカレーパンが1番人気とか)
そば処
2階
展望レストラン
250人余りが休息できる大きなレストハウスです。
大駐車場も完備しています。
- 大型バス200台
- 自家用車300台
駐車場から湯釜への遊歩道は、何年か前に閉鎖されてしまったようです。
現在はレストハウス前の白根火山の大きな看板がある場所から登ります。
とにかく天候に恵まれれば、周辺も含めて本当に良いところです。
道は勾配もきつく、石がごろごろ不定期にある道です。
少し時間をかけて登ると良いのではないでしょうか?
1瞬も気がぬけません。
少し立ち止まっては景色を眺めました。
でも、雨あがりの日などは滑るのではないかなと思います。
足元がしっかりしない方や膝の弱い人は、下りの方がより大変かもしれません。
湯釜までは、レストハウスの第1駐車場の方が近いのかな?と思います。
草津白根山の湯釜とは?
草津白根山は上信越高原国定公園に指定されています。
有名な観光スポットも沢山あり、1度は行ってみてほしい所です。
山頂近くには噴火の時にできた火山湖が幾つかあるようです。
一番有名なのはエメラルドグリーンが神秘的で印象的な湯釜です。
動画をお借りしました。
火山湖は季節や天候によって、全く違った表情を見せてくれるようです。
その表情は湯釜で特定の波長の光だけが吸収される事によって起きる現象だとのことです。
その時々の天候によって湯釜の水が変わるようです。
乳白色に見える時、薄い水色に見える日・・・・
あなたが見る草津白根山の湯釜はどんな表情をしているでしょうか?
湯釜(ゆがま)は、直径約300m、水深約30m、水温約18℃の火口湖である。
pHが1.0前後であり、世界でも有数の酸性度が高い湖と言われている。
これは火山ガスに含まれる塩化水素や二酸化硫黄が水に溶け込み、塩酸や硫酸となったためと考えられている。
湖水は白濁した青緑色をなしており、水に溶け込んでいる鉄イオンや硫黄などの影響で特定の波長の光が吸収されてこのように見えると考えられている。
wikipediaより
では、展望所より待望の湯釜を見た感動をお伝えしましょう!
今でも目にはっきりとやきついています。
展望所より湯釜を望む
湯釜が見えました!!!
天気は晴れ。
エメラルドグリーンの湖面です。
湯釜は湖面が標高2,030メートルほどです。
ロープが張られています。
ロープは火口から500メートルに張られているそうです。
道の途中には待避所があります。
万が一噴火したときに退避する小屋だという事です。
一帯は火山荒地の特殊な植物しか生えないという事です。
- ダケカンバ
- イタドリ
- ミネヤナギ
- ナナカマド
- ハイマツ
6月の晴れた日に訪れましたが、
這うように、本当に地を這うように小さな山桜が咲いているのを見つけました。
なお、白根山周辺には20数個の火口があるようです。
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レストハウスのところには弓池があります。
弓池は火口湖に水がたまったものだそうです。
天気も良く、草津白根山の湯釜をはるかに見ることができたのは本当に幸せでした。
レストハウスで、乗ってきた観光バスに乗車して下山するとき、硫黄の匂いがバスの中までただよってきました。
驚いたのは、訪れた日の五日後くらいですが、草津白根山噴火のニュースでした。
「気象庁は噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。
今後小規模な噴火が発生する恐れがあり、隕石が飛散する可能性がある山頂の湯釜火口から1キロ以内の立ち入りを禁止となった」
というのです。
国道292号も約8.5キロが全面通行止めとなったなったようです。
これは驚きました。
計画の日がずれていたら、神秘的な湯釜を見る事ができなかったのです。
火山の噴火警戒レベルについて
日本には富士山をはじめ、111の活火山があります。
活火山は1974年に設置された火山噴火予知連絡会よって定義されています。
活火山の定義
おおむね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山
気象庁などは現在111の活火山のうち特に防災上の必要性に高い50の活火山を24時間体制で監視しています。
噴火警報 5 避難
噴火警報 4 避難準備
噴火警報 3 入山規制
噴火警報 2 火口周辺規制
噴火予報 1 活火山であることに留意
まとめ
草津白根山は標高約2,000メートル級の爽快な高原のハイキングコースがいくつもあります。
白根山湯釜ハイキングを体験しました。
草津温泉街から湯釜見学コースの登り口白根レストハウスまで車で約30分位です。
そこから湯釜見学コースは歩行距離約1キロです。
湯釜はエメラルドグリーンがとても神秘的で印象的です。
直径約300m、水深約30m、水温約18℃の火口湖です。
湯釜は湖面が標高2,030メートルほどです。
ロープが張られています。
ロープは火口から500メートルに張られているそうです。
そのロープごしに見た湯釜は本当に神秘的でした。
その景色のことは今も忘れられません。
なお、その夜は草津温泉のホテル一井に宿泊しました。
草津温泉とホテル一井については草津温泉のホテル一井情報!湯畑と湯もみを詳しく紹介と言う記事に書いています。
あわせて読んでみてくださいね。