生姜は身体を芯から温め、じょじょに病気になりにくい体にしていくといわれています。
私たち現代人の身体はどんどん体温が下がっているようですね。
ちかごろ身体の調子がいまいち良くないなあと思う時があるかもしれません。
一度健康な時に体温を計ってみませんか?
低体温になるといろいろな不調が現れてくるようです。
人の体温は、36.5度C くらいがベストと言われています。
驚くことに江戸時代のころの人の平熱は37度C くらいあったそうですね。
いま、私たちの体温は36度C 前後、なかには35度C 台の人も少なくないようです。
今や生まれたばかりの赤ちゃんでさえ低体温の傾向があるのだそうです。
昔から「冷えは万病のもと」といわれていますね。
そこで簡単に摂りいれられて体温の上昇を助けるといわれる生姜について調べてみました。
生姜を摂ると体温はどうして上がるの?
生姜の薬効成分は辛味成分のジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオール、カプサイシンや香り成分など約400種類以上あるそうです。
これらが相互作用によって、いろんな効果を産みだすのです。
ジンゲロールは血行を促進し身体を温め、加熱によってその大部分がショウガオールに変化して血流がよくなるのだそうです。
加熱することが重要なのですね。
生姜を加熱して、30度Cを超えるとショウガオールに変化した辛味成分が、すぐにポカポカと体を温めてくれます。
それで体温が上がるのですね。
ショウガオールは体内で生み出すエネルギーを増やし、その生み出された熱は、食後も約3時間は持続するのだそうです。
生姜は加熱して温め効果をアップし、体が冷える冬は勿論、最近は夏も冷房で冷える身体を温めることが大切だと思ます。
最も簡単に摂れる粉末生姜
それから生姜は乾燥したものが身体を温めるので(ショウガオール)生より乾燥したものが効果があるようです。
最も簡単な摂取方法は粉末生姜です。
粉末生姜なら小さな缶や瓶に入れて持ち歩く事も簡単ですし、いつでもサッと摂る事が出来ます。
しかも粉末なら身体を温めるために最も効果のある乾燥生姜を簡単に摂る事が出来ます。
体温を一度上げることの健康効果は
現代社会は夏でもクーラーの効いた涼しい部屋で過ごします。
今や冷えは日常です。
細胞の合成や分解を担う酵素は38度C~39度Cが一番活発なのだそうです。
それより低いと効率が落ちてしまうそうです。
酵素はがんになる可能性のある細胞を修復してくれるものもあるそうで、体を温めてこの働きを活発にしてあげることが必要です。
生姜を毎日摂りいれ、身体を温めると血流がよくなり老廃物を溜めることもなくなります。
そして免疫機能が高まり強い体にしてくれるようです。
肥満も多くは冷えからくるようです。
身体を温めれば水や脂肪、老廃物をためこむ事無く肥満も解消することになるとの事です。
まとめ
こうして身体を温める事の大切さを知り、乾燥生姜の粉末を、やはり身体を温める効果があると言う紅茶にいれて毎朝飲むようになってから随分になります。
ただ生姜を摂取しないほうがいい人もあるようです。
最後にどんな時に摂取しないほうが良いのかを記しておきたいと思います。
(以下料理研究家 谷島せい子著より)
- 体温が39度C以上ある。
- 脈拍が1分間に90以上
- 生姜を摂ると顔や舌が異常に紅潮する。
- 脱水症状がある
- 皮膚が極度に乾燥している
こんな時はちょっと控えるとよいかもしれませんね。
ふだんはやはり毎日摂りいれることが大切だと思います。
以前に「生姜の乾燥粉末で簡単健康増進を」という記事を書きましたので、そちらを参考にして下さい。