秋、11月になると各地で紅葉の見ごろになりますね。
紅葉の美しい名所はたくさんありますが、今も心に残る美しい紅葉。
石川県の那谷寺(なたでら)の紅葉の様子や見ごろの時期についてみてみたいと思います。
那谷寺は日本の紅葉の名所100選にも選ばれています。
那谷寺は後ろにそびえる白山に抱かれるように建つ、 泰澄法師開創の寺です。
平成29年(2017年) 那谷寺は開創一千三百年を迎えました。
33年に1度の秘仏 本尊十一面千手観音菩薩御開帳も行われています。
那谷寺の動画をお借りしました。 ↓↓
那谷寺の紅葉の見ごろの時期は?
那谷寺は門をくぐる前から全体が紅葉です。
那谷寺の地には岩山と洞窟がたくさんあって、その洞窟は母親の胎内のようで、生まれる間に魂が清められる場所、魂のゆりかごの場所と信じられていたそうです。
また本殿には洞窟を母体にみたてて、その洞窟を通り抜ける「胎内くぐり」があります。
この洞窟をくぐる事により新たに生まれ変わり、罪が浄められると信じられました。
これらの岩山や洞窟はその昔海底噴火の跡と伝えられます。
この那谷寺は奈良時代、泰澄法師によって開かれました。
高野山真言宗別格本山です。
那谷寺は、美しい岩山と四季の草花に囲まれた、歴史あるお寺です。
そして23ヘクタールの境内には重要文化財が点在しています。
10月末
早い年はところどころ紅葉が色づき始めます。
例年の色づき始め11月上旬
平成27年11月7日 今年は今まさに見ごろだそうです。
11月中旬
例年紅葉が見ごろです。
黄や紅に色づいて岩山の白に映えてみごとです。
12月3日ごろ
紅葉は終盤を迎えます。
日ごとに落ち葉が石畳をおおいつくしていきます。
紅葉が終わると、雪つりの準備がはじまります。
那谷寺の紅葉について
13種類
イロハモミジ
オオヤマモミジ
ヤマモミジ
ウチワカエデ
ドウダン など
白い奇岩の岩肌に赤々と映えてとても美しいです。
拝観時間
夏季 3/1 ~ 11/30 8:30 ~ 16:45
冬季 12/1 ~ 2/28 8:45 ~ 16:30
※年中無休です
土日ですと駐車場が満車の可能性があります。
アクセスデータ
住所 石川県小松市那谷町ユ122
交通アクセス
【電車】JR加賀温泉駅下車。
そこからCANバス約30分「那谷寺」下車
【車】北陸自動車道小松ICまたは加賀ICから約30分
北陸自動車道加賀ICからは国道8号・県道43号を経由し、県道11号を粟津方面へ13km
駐車場 350台位 無料
境内の中にトイレがあります。
なお拝観料が必要です。
お問い合わせ 0761-65-2111 那谷寺
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参道から見上げる紅葉。
展望台から見下ろす向かい側の奇岩遊仙境。
上から見下ろす紅葉はまたひとしお趣があります。
那谷寺の紅葉の魅力ですね
ただ眺めの良い高台には足元の悪い階段もあります。
石段の昇り降りもけっこうあります。
それでヒールのある靴はオススメ出来ません。
いつもの歩きなれた靴で出かけられるとよいのではないでしょうか?
おわりに
「那谷寺」の由来は、平安時代中期に花山法皇が行幸されたときのことです。
法皇は「私が求めている観音霊場三十三カ所はすべてこの山にある」と言われ、西国三十三カ所の第1番・那智山の「那」と、第33番・谷汲寺の「谷」をとって「那谷寺」と改めたことに由来するそうです。
イロハモミジ
オオヤマモミジ
ヤマモミジ
ウチワカエデ
ドウダン など13種類の木々の紅葉がみられると言います。
白い奇岩の岩肌に赤々と映えてとても美しいです。
ちょうど紅葉の時期に那谷寺にお参りしたのは、母も健在の時でした。
岩に映える紅葉をいっしょに感激しながら見たことをきのうのように思い出します。
長身だった母は背中が少し曲がり、紅葉を見上げて感動していた姿が目に浮かびます。
もう1度紅葉の時期にお参り出来たらいいなと思います。