激しく咳き込んだ時などにチョットした尿漏れを経験したことがあるかも知れません。
時にはくしゃみで漏れたりしたことがあるかもしれません。
最近は風邪ばかりでは無く、花粉症などいろいろなくしゃみの出る原因が多くなっていますね。
花粉症で「せきやくしゃみをした時」に85.9%の人が尿漏れの経験がある。と答えているとの説もあるようです。
女性の場合は男性に比べて、からだの構造や出産という大事業を経験することで尿漏れをしやすいといわれます。
20代や30代の人にも悩んでいる人もいるといわれます。
そこで95才まで尿失禁も無く、しっかりしていた母が毎日実行していた簡単に出来る対策をお伝えしたいと思います。
母が毎日実行していた足つぼマッサージとは?
母はとても努力家でした。
本もよく読んでいました。
そうしてこうと信じたことはとことん続けていました。
足を鍛えるためと言ってベッドに腰掛けて片足づつ蹴上げるような恰好をする。
目のつぼのマッサージ。
ベッドに横になっても足の曲げ伸ばしや腰の運動など。
朝も起き上がる前にも必ず運動をかかさずしていました。
そして毎日必ず実行していたことの一つに足ツボマッサージがあります。
足の内側のくるぶしとかかとの先を結んだ線上の中間よりややくるぶし側の、押してみると少し痛みを感じるところですが、いつもそのつぼ(然谷/ねんこく)を1日に1回は必ず親指で押していました。
片方を100回、もう片方を100回、力を込めて押すのです。
いつもは足の裏を合わせて座って、同時に両手で押すので100回で済みます。
本当に短時間でできる簡単な事です。
簡単な事ですとは言うのですが、これを毎日欠かさずやるということは結構努力が必要になります。
母はこうと決めたら努力を惜しまない人でした。
ひとのお世話にならずに頑張らないとと言う思いは人1倍強い人でした。
母のお蔭で家の周りの草も無くいつもきれいでした。
そんな母が胃癌が見つかり手術をすることになり、再び家に帰ることが叶いませんでした。
でも、入院して手術をする日まで普通の下着をはいていました。
1度も予備の対策をすることも無く、おむつをはく事もありませんでした。
母のエピソード
母は元々あまり頻繁にトイレに行く人ではなかったようです。
当時すでに80歳を超えていた母ですが、ひ孫が次々と3人生まれて、トイレがいつも使用中の状況になりました。
その子たちがトイレのときは付いていてあげるのですが、ウンチの時は昔話やイソップの本などを読んであげていました。
そんな時母がトイレを待つことになることもしばしばありました。
トイレの前で15分とか20分も待ってもらう事もありました。
はらはらしながら、それでも小さな孫たちは急かず騒がずの体制です。
そんなこんなで母には申し訳なかったのですが、待ってもらうことになってしまいました。
でも、そんな状況下でも待っていて尿もれをしてしまうことは一度もありませんでした。
母の癌が見つかった頃、我が家のトイレの工事を始めました。
もう1つトイレを作り、将来車椅子になっても難なく出入りが出来るようにと入口を広くすることにしました。
そしてひ孫たちがトイレを使っていても、すぐ使用できるようにとの配慮をしたつもりでした。
でも、母は完成するまでに帰らぬ人になってしまいました。
母が元気だったころの話ですが、ある日母をとても慕ってくれる従姉が来て、肩をもんでくれたり話しが盛り上がったりしていたのですが、やはり尿漏れがあり対策をしているとのことでした。
そこで母はつぼ刺激のことを話し、一度続けてみるように勧めました。
それから何か月か経ち従姉が訪ねてくれた時に聞いてみると、とても効果があったと喜んでくれました。
そんな話はよほど親しい人でないと気軽に話せないことなので、そんな問題でひそかに苦しんでいる人もいるかもしれません。
この経験がもし今誰にも相談出来ずに苦しんでいる人のお役にたてることが出来ればと思います。
実は母に教わった時から、私も実行しています。
もう20年以上になると思います。
効果はあると確信出来ています。
まとめ
つぼの場所と押し方を確認しました。
然谷(ねんこく)
足の内側の下方のヘリにあります。
手の親指の先を内くるぶしの少し手前の下の方の骨を探します。
骨のヘリに沿って足裏のほうへいくと、骨のすぐ下に窪んだ所があります。
そこが然谷(ねんこく)のつぼだそうです。
足の裏よりの押して痛みを感じるところです。
指圧方法
徐々に力を入れ押していき、一定の強度に達したら3~5秒押し続けます。
そして再び徐々に力を緩めていきます。
3~5分間指圧をします。左右のつぼ指圧を1日1回します。
これが正しい指圧方法だそうです。
やはり同じやるならしっかりと正しい方法で続けていきたいものですね。
でも、母も私もその予防対策で充分効果は実感していますので、気軽にとにかく根気よく続けることこそ大切なのではないのかなと思います。