気になる!あれこれ・・・・・

生駒山から夜景がきれいに見える穴場旅館は?





奈良の生駒といえばすてきな夜景が見られるところとして知る人ぞ知るところですね。
奈良に行くなら、生駒に足を延ばし部屋からきれいな夜景が見えるところに泊まってみたいということでいろいろ調べてみました。

まず第一条件部屋の窓から夜景が見れる!!!
この条件をみたしてくれる穴場旅館。

折角なら生駒山上遊園地にも行きたいので山上遊園地から近いところ。

生駒聖天と呼ばれる宝山寺にも近いところ。
生駒といえば昔から有名なのが真言律宗大本山、宝山寺だそうです。
そして境内のあちこちに奈良の景色を眺められるスポットがあるということです。

せっかくなので宝山寺にも気軽に足を伸ばせるところ。

そんな条件をみたしてくれる穴場旅館を探してみました。

そして、ずっと気になっていた料理旅館があります。

それが宝山寺駅から徒歩で3~5分で行ける。
生駒の聖天(ショウテン)さんと呼ばれる宝山寺(ほうざんじ)の門前にあり、前の石段を上ればすぐ宝山寺の境内だという料理旅館生駒のお宿 城山旅館でした。

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部屋の窓から美しい夜景が見える宿

候補の一番にあげた城山旅館への道筋を調べてみました。

まず、生駒の玄関、近鉄生駒駅で降りると、連絡通路でつながる「生駒ケーブル」の起点駅鳥居前駅があります。

生駒ケーブルの正式名称は「近鉄生駒鋼索線」といいます。
日本で最初につくられたケーブルカーだそうです。
このケーブルカーに乗ります。

ケーブルは生駒駅前の鳥居前駅から聖天さんと呼ばれる宝山寺や生駒山頂とを結んでいます。
生駒山頂には生駒山上遊園地があります。

(生駒山上遊園地の事は生駒山上遊園地に行ってきました混雑状況は?と言う記事に書いています。)

生駒ケーブルは宝山寺への参拝客、生駒山上遊園地への来園者、そして山腹には階段状の住宅地がたくさん作られたのでその住民の足として活躍しているそうです。

生駒からの夜景は生駒山上遊園地や、車なら信貴生駒スカイラインからも見ることが出来ますが、今回はゆっくりと泊まって部屋の窓から夜景を心行くまで見るという事にこだわっての計画です。

そして選んだ料理旅館「城山旅館」です。

城山旅館について気になったこと

窓から夜景の見える宿として期待し、決めようと思いましたが少々気になることがありました。

の2点でした。

温泉なら部屋にお風呂があっても部屋のお風呂を使う人はあまりいないでしょう。
それで部屋のお風呂は無くても問題では無いでしょう。
でも、ここはそうではありません。そこで少し不安材料でした。

それに各部屋にあるのが当然と思っていたトイレが部屋には無いということです。

どうしようか?正直悩みました。

旅行好きな主人なので、いままで本当にいろいろなところに行きました。
若いときには部屋にトイレの無い旅館にも泊まったこともありました。
朝早く出て1日中高原を歩き回り夜疲れをいやす場所さえあればよい。
そんな旅行もしました。

でももう長くそんな条件のところに泊まったことも無いので、はたと困惑してしまいました。

それでも宿泊する部屋からゆっくりこころゆくまで夜景を見たい!!という希望を叶えてくれる宿ということで城山旅館に宿泊を決めました。

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城山旅館に泊まって

5月連休最後の日の午後生駒山上遊園地に行きました。

そして夕方早く遊園地を出て、生駒ケーブルの宝山寺駅で下車しました。
そこから少しだらだら坂を下り、分かれ道に設置された道案内の看板をみて段差の大きな石段を上がっていくと左側に城山旅館はありました。

ネットで何度も見ていたのですぐ分かり、なにか懐かしささえ覚える玄関でした。

迎えてくださったおかみさんは気さくですぐ親しくお話しをさせていただきました。

玄関から下に降りて案内された部屋はこじんまりした2人が泊まるのにはちょうどという部屋でした。

部屋の奥が窓になっていて、ぱっと周りが開けて見える部屋でした。

玄関から1階降りた部屋ですが、後で聞くとこれが地下1階になるということでした。
地下2階まであるそうです。

建物は坂に建っているので道路からは2階建てですが、夜景の見える裏側は4階建になるのでしょうか?

窓から望む、まだ明るい夕方の景色を案内していただきました。

おかみさんはやや左前方のはるか向こう、空とのさかいを指さして
「あそこが若草山です。」と教えてくださいました。
矢田丘陵、奈良盆地が見え、南方向には信貴山、二上山、金剛山を望むことができるとのことでした。

それから目のした前方に細長く山が横たわっていて。向こう側との行き来を遮っているのが見え、何かはがゆい気持ちになりました。

ところが前方やや右に大きく上下にうねりながらみえる道路があり、たくさんの車が登り降りするのが見えました。

それが阪奈トンネル(はんなトンネル)で、大阪府東大阪市と奈良県生駒市を結ぶ、第二阪奈有料道路の自動車専用道路だという事です。
その道路は山のすそで見えなくなり車は山に吸い込まれて行くように見えました。

開通は 1997年(平成9年)4月23日だそうです。
長さ:5,578m(大阪側:3,461m 奈良側:2,117m)だそうです。

このトンネルでずいぶん便利になったことでしょうね。

そして手前眼下一帯には生駒市の家並みがしっかりと見えます。

まずお風呂の時間を決めました。
誰もまだ到着していないらしく好きな時間をきめることが出来ました。

お風呂も結構大きなお風呂できれいなお湯があふれて流れていました。
そして湯船に浸かって窓から景色を見ることが出来ました。
まだ明るかったので夜景ではなかったのですが、さっき部屋からみた景色と少し角度の異なる景色を見ることが出来ました。

隅には観葉植物が置かれていて、スパティフィラムと名札がついていました。
そして5月6日だったので菖蒲が何本か束ねて浮かせてあり、とても風情がありました

おかみさんにお聞きすると冬はゆずを浮かべていますとのことでした。

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そしてそのあといよいよ上の階の広間で夕食をいただきました。
今の時期は最後になる鴨鍋です。

もう鍋にはだしが煮えていました。

でも夜景が気になりました。
部屋からは3階分上の景色になると思われる夜景は、さっきの部屋からの夜景よりも、また1段と素敵でした。

しばらく夜景を眺めてから鴨鍋をいただきました。

心配していたクセも無く、とても上品な味に思えました。
味噌仕立てで鴨のロースと竹筒に入れられたつくねもとてもおいしく野菜とともにいただきました。

食事が終わるともう1度夜景を眺めてから、下の部屋にもどりました。

部屋からは下方に見える生駒の明かり、はるかに望める奈良の明かりと、有料道路に行き交う車のヘッドライトやテールランプが明滅して見えとてもすてきな夜景をこころいくまで眺めることが出来ました。


翌朝5時過ぎ目が覚めると朝の明けやらぬ景色がまた趣深くて素敵でした。

朝食はまた広間でいただきましたが、朝の景色がまた気になり見渡してからいただきました。

宿泊した日は連休最後の日、あすからはもう仕事の始まる日だったので、同じ階には他には宿泊客がいなかったようで気楽にさせていただくことが出来てとても幸せでした。

翌日は宝山寺にお参りしてから帰ろうという事で、荷物を快く預かっていただき、身軽な格好でお参り出来て、心配したたくさんの石段も楽に上がり下りしてお参りすることが出来ました。


  宝山寺の神髄と管主さまが言われる般若窟 ↑

こうして生駒の夜景を見たいとの念願をはたし楽しいGWをすごすことができました。

帰り際におかみさんから頂いたお土産です。

おわりに

近鉄奈良線生駒駅と連絡通路でつながっている生駒ケーブルの鳥居前駅は生駒ケーブルの起点駅です。
鳥居前駅から宝山寺駅まで0.9キロだそうです。

開業は1918年、その翌年の1月1日には宝山寺参詣者は約6万人と、前年から激増したそうです。その後1929年に山上遊園地を開業してケーブルを延長したのだそうです。

ユニークな猫や犬の形をしたケーブルカーはブル号、ミケ号という愛称で親しまれているようです。

そんなケーブルカーに乗って訪れた、なぜかなつかしいような料理旅館で見た生駒の夜景は今もまたたいて見えるようです。

そしておかみさんとも本当に親しくお話しをさせていただく事が出来て、とても幸せな思い出深い時間を過ごすことが出来ました。

きょうはどんな方があの部屋から生駒の夜景を眺めていらっしゃることでしょう!

四季折々にまた夜景は趣を変えるのでしょうか?
また違った季節に見てみたい気がします。

 

 

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