先日10月の初め、主人と大井川鉄道のSLの体験と憧れの寸又峡「夢の吊り橋」を渡る、2泊3日の旅行に行ってきました。
「夢の吊り橋」はとてもすてきでした。
しかし、「夢の吊橋」に到達するハイキングコースは2つのコースがあり、どのコースをとるかによってかなり労力に違いがある事が分かりました。
そこで「夢のつり橋」を渡る際の高齢者や足に自信の無い人にお勧めしたいコースをご紹介しようと思います。
大井川鉄道のSLに乗り寸又峡温泉へ
大井川鉄道は、SLが走っている事で有名ですね。
金谷駅から懐かしいSLに乗り大井川に沿って約1時間ほどさかのぼり終点千頭駅に着きました。
そこからバスで約40分、寸又川沿いを上ると寸又峡温泉につきます。
ここが千頭山国有林の入り口で、南アルプスの玄関口だという事です。
バスを降りると周りは険しい山々が囲んでいて、「あ~南アルプスに来れた!!!」と
感動しました。
翌日の朝、ホテルの心尽くしの朝食をいただき、いよいよ憧れの寸又峡「夢の吊り橋」の散策にでかけました。
寸又峡「夢の吊り橋」を渡る2つのコース
寸又峡「夢の吊り橋」を渡るハイキングコースは、寸又峡プロムナードコースと呼ばれています。
徒歩で一周約90分のコースです。
この「夢の吊り橋」を渡る」寸又峡プロムナードコースですが2つのコースがあります。
① 「夢の吊り橋」を渡ってからすぐ、302段のとても急な階段を上って奥にある飛龍橋を渡って帰るコース。
② 途中にある「夢の吊り橋」に降りる分かれ道を降りずにまっすぐに進み、奥にある飛龍橋をめざし、急な階段を降りて「夢の吊り橋」を渡るコース。
今回の経験から、高齢者や足の弱い人にお勧めしたいのは②のコースです。
理由は302段の段々の段差が大きく連続しているので、足にも心臓にも負担が大きいとおもわれるからです。上るよりも下る方がはるかに負担を軽く出来るように思います。
このコースをお勧めする理由がもう1つあります。
それはこの散歩コースの最大の目的であり、楽しみでもある「夢の吊り橋」を散歩の終わりに経験出来る事です。
寸又峡「夢のつり橋」への道
「世界の歩いて渡る吊り橋10選」にも選ばれているようですがとても楽しみにしていました。
なお、日本で2つの吊り橋が選ばれていますが、ここ寸又峡「夢の吊り橋」とあと一つは徳島県の「かずら橋」です。
かずら橋についてはこちらにかいています。
大井川鉄道SLから寸又峡「夢の吊り橋」までスライドで紹介しています。
寸又峡温泉の登り坂をゆっくり歩いて行くとプロムナードコースに入ります。
ここにバス停のトイレがあります。バスはここまでです。
左は急な山肌、左は木々の間から寸又川が見え隠れする散歩コースです。
途中にアケビも成っているのが見えました。
眼下に吊り橋らしき橋が見えて、「夢の吊り橋」かなと思ったのですが、それは「猿並橋」と言って朝日岳登山道に続く吊り橋だそうです。
しばらく歩くと途中「天子トンネル」というトンネルをくぐります。
このあたりにはニホンカモシカも時折姿を見せるという事で鳥獣保護区になっているそうです。
そこを抜けしばらく行くと看板があり、「夢の吊り橋」への降り口を示していました。
私たちは迷わずまっすぐ進み、飛龍橋をめざします。
飛龍橋は昔、森林鉄道のトロッコが木材を満載して走っていたそうです。
長さ72メートル、高さ70メートルだそうです。
橋を渡って向こう岸を帰って来る事になります。
そして右に降りる道に入り、急な下り坂になります。
いよいよ302段の急な階段を下りることになります。
反対コースを来たことを感謝しながら降りました。
そして前がパッと開けてあの寸又峡「夢の吊り橋」が見えました。
寸又峡「夢の吊り橋」を渡る
渡っている人は誰もいません。
まず主人が渡りました。橋は大きく揺れました。
主人が渡り切ってから、ゆっくりと憧れの橋を渡りました。
真ん中に板が置いてあるので怖くはありませんでした。
チンダル湖と呼ばれるダム湖はとても青くきれいに澄んで見えました。
真ん中で立ち止まり、写真を撮ったり、心ゆくまで周りの寸又峡谷の景色を見渡せたり出来ました。
一度に10人しか渡れないので行楽シーズンには待ち行列が出来るそうです。
でも、平日のまだ早い時間なので、天気にも恵まれゆっくりと幸せな時を過ごせました。
そしてこんどは急な坂道を少し上るとあの分かれ道に着きます。
今回のこのコースを選んだ事は本当に正解だったと思います。
ご高齢者や足に自信のないかたには是非このコースを選ばれるようお勧めしたいですね。
ただ、季節によって(例えば紅葉シーズン)一方通行になる時期があるようですので、行かれる時は事前に調べられる事をお薦めします。
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まとめ
寸又峡は大井川鉄道金谷駅から大井川に沿って約1時間ほどさかのぼり終点千頭駅まで行きます。
そこからバスで約40分、寸又川沿いを上ると寸又峡温泉につきます。
ここが千頭山国有林の入り口で、南アルプスの玄関口だという事です。
ここから、夢の吊り橋を渡るハイキングコースになります。
この夢の吊り橋を渡るには次の2つのコースがあることが分かりました。
① 「夢の吊り橋」を渡ってからすぐ、302段のとても急な階段を上って奥にある飛龍橋を渡って帰るコース。
② 途中にある「夢の吊り橋」に降りる分かれ道を降りずにまっすぐに進み、奥にある飛龍橋をめざし、急な階段を降りて「夢の吊り橋」を渡るコース。
今回の経験から、高齢者や足の弱い人にお勧めしたいのは断然②のコースです。
理由は302段の段々の段差が大きく連続しているので、足にも心臓にも負担が大きいと思われるからです。上るよりも下る方がはるかに負担を軽く出来るように思います。
このコースをお勧めする理由がもう1つあります。
それはこの散歩コースの最大の目的であり、楽しみでもある「夢の吊り橋」を散歩の終わりに経験出来る事です。
今回はゆっくり楽しめた寸又峡の散策でした。
記憶にシッカリと留めたいと思います。
出来れば、秋の紅葉シーズンに再度訪れてみたいものです。