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起立性調節障害ってなに?対処法はあるの?

      2021/09/24

小学校高学年から中学生・高校生にかけて、めまい・立ちくらみ・朝起きられない・腹痛・吐き気・頭痛・乗り物酔いなどのさまざまな症状を訴えることがあります。

これらの症状は、自律神経の調節が不安定になって起こるもので、起立性調節障害と呼ばれています。起立性調節障害は基本的にからだの病気ですが、生活習慣や心理的な要因も症状を悪化させる原因になります。子どもは実際に体調の不調を感じており、原因がわからず不安になることでますます症状を強く感じます。

また、夕方から夜は元気が出てくるため夜更かしになりやすく、これが朝起きられない状態を悪化させ、不登校などの原因となることもあります。周囲の方は、実際に本人の体調が悪いということを理解した上で、規則正しい生活が出来るよう見守っていく必要があります。

起立性調節障害とは

起立性調節障害の概要起立性調節障害の病態を最初に報告したのは、1826年のフランスの医師ピオリです。最初は立位で意識消失する症例の報告でした。その後、1925年には、ブラッドベリにより「posturalhypotension」の語が初めて使用されました。

起立性調節障害の体系的な研究の歴史は、1950年代のドイツに始まります。循環器系の自律神経機能障害と捉えられ、急速に発育する前思春期、思春期にみられる生理現象と病的状態の中間に位置する病態と考えられてきました。起立性調節障害は、近年増加傾向にあり、好発年齢は10~16歳です。有病率は小学生で約5%,中学生で約10%です。

病院を受診しないまでも、「朝が起きづらい」「午前中に体調が悪い」などを訴える子供、つまり起立性調節障害の予備軍と呼べる子供は、健康な小学校4年生から中学校3年生までの間で40~60%ほど存在するといわれています。つまり、相当数の患者および予備軍の存在する裾野の広い疾患と言えるでしょう。

起立性調節障害の原因

自律神経のバランスが崩れることが原因だと考えられています。自律神経には、血管を収縮させて血圧を上げたり、血管を緩めて血圧を下げたりする働きがあります。例えば、横になった姿勢から立ち上がると、重力によって下半身に血液が集まります。この際、通常は自律神経が働き、脚の血管を収縮させることで血圧を上げ、上半身にも十分な血液が流れます。

ところが、ストレス、不規則な生活、運動不足などが原因で自律神経のバランスが崩れると、脚の血管が十分に収縮しないため、血圧が十分に上がらず上半身の血流が不足してしまいます。このため、朝起き上がることができなくなってしまうのです。このような病気を起立性調節障害といいます。起立性調節障害の症状は食欲不振、寝つきが悪い、めまい、立ちくらみ、頭痛、腹痛、起立による失神、イライラ、無気力などが挙げられますが1日中続くとは限りません。それは起床後から徐々に自律神経がしっかりと働くようになるためです。

自律神経の働きは、昼間に体を活発に動かすための「交感神経」と夜に体を休めるための「副交感神経」の2つに分担されています。起立性調節障害は、体の発育が急なスピードで伸びたことで、この2つの自律神経の働きがバランスを崩しているのが大きな原因と考えられています。

つまり、「交感神経」と「副交感神経」の連携がうまく働いていない状態です。医学的には「代償機構の遅れ」という呼び方をします。自分の意志では「コントロール」しづらい起立性調節障害は、要するに、朝と夜を切り替える体の役割が不十分なため、朝に働くべき機能が働かない状況になっています。しかし、自律神経は自分の意志とは無関係に働く機能であるため、自分ではうまくコントロールできずに、苦しい症状に悩まされてしまうのです。

この病気は本人も自分の身体がどうなったのか分かりません。周りの人からも「起きられないのは起きたくないからだろう」、「怠けている」と言われます。患者(本人)自身も「自分はダメなんだ」と思ってしまう傾向があります。年齢が長じるにつれ次第に症状は軽くなってくるものですが、個人差もありますので大学生だからないというわけではありません。朝起きにくく、体調不良と感じたら無理しないで医療機関を受診することをお勧めします。

起立性調節障害の対処法

起立性調節障害は低血圧によって症状が現れるため、血圧を上げる薬がよく使われます。また、自律神経のバランスを整える薬が使用されることもあります。ただし、薬物療法で全ての人が良くなるわけではありません。

薬物療法と並んで重要なのが、日常生活の改善です。その1つが、水分の摂取です。水分を摂ることで血液量が増加し、血圧が上がる効果が期待できます。実は、起立性調節障害のある人は水分摂取量が少ない傾向があり、1日に500ml程度しかのんでいない人が多くいるのです。

  • 水分1.5L~2L/日、塩分10g~12g/日摂りましょう。
  • 早寝早起きなどの生活リズムを改善しましょう。
  • 急に起立しない、気温の高いところを避けるなど、日常生活で注意しましょう。
  • 静止状態での起立を3~4分間続けず、足踏みしたり両足をクロスしたりするなどして下さい。

周囲の支えが大切

近年、起立性調節障害は、身体疾患としての側面が強調され過ぎています。これまで、「朝、起きられない」は、精神論、根性論に結びつけられ、起きられないで辛い思いをしている子供たちを大人たちが無理やり叩き起こして登校を強いてきた歴史があります。それが、「起立性調節障害」の登場によって覆ったのです。

「朝、起きられない」という現象は、精神論などで片付けられるものではなく、身体の病気だとされるようになりました。すると、今までの対応がさも悪しきことだったかのように片付けられ、精神論に基づく強制は間違っているといった風潮が醸成され、結果、起立性調節障害の持つ心理的な側面が削がれていってしまっているように思えます。起立性調節障害の子供を「怠け」といって一蹴してはいけません。ですが結果的に「怠け」といわれても否定できない心理的問題を内包していることもまた事実なのです。ここから目を背けてはいけません。

重要なことは、起立性調節障害の身体的なメカニズムが明らかにされることとともに、今まで「怠け」といわれてきたものとは一体何なのか、その心理ダイナミズムはどういうものなのかということを明確にすることです。まず重要なことは、自分自身が自分の身体を知ること「自分の身体がどうなっているのか、なぜこのような症状があるのか、どう過ごせば楽になるのか」を理解することで症状を緩和することが大切です。

治療に専念するために長い療養期間からくる焦りや不安による自尊感情の低下などで二次的な症状の悪化が見られることがあり、家族や教育関係者の正しい理解が必要です。

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