温泉に行くとどこの温泉にも、浴場には必ずおいてあるものがあります。
それは馬油のシャンプー、馬油のコンディショナーです。
どうしてどこの温泉も馬油なのでしょう!
ずっと不思議に思っていました。
それから馬油のクリームもデパートをはじめ、いたるところで売られています。
でも、実はいままで馬油の製品を使ったことがありませんでした。
こんなにいたるところで使われている馬油について、いままで全く関心がありませんでした。
でも、最近行った温泉で、急にどうして温泉の浴場には馬油のシャンプーなのだろう?
どうしてどこの温泉も馬油のリンスなんだろう?と疑問がわきあがりました。
先日は道後温泉のお土産屋で初めて馬油のクリームを買いました。
そして馬油について知れば知るほど、馬油って凄いことが分かりました。
詳しくみていきます。
馬油とはどんなもの?
馬油(バーユ、マーユ[1][2])は、馬の皮下脂肪を原料とする動物性油脂のことである。
主に食用の馬を解体する際に腹や首の部位から採取される[3]。
オレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸などを多く含んでおり[1]、
古来より皮膚治療の民間薬に用いられてきたが、医薬品のような効能・効果は認められていない[3]。馬油はヒトの皮脂とよく似た性質を持ち、浸透性、保湿・保護の効果が確認できるため
皮膚の健康を維持する目的での外用剤に適している[5]。
ウィキペディアより
ではその成分について調べてみましょう。
オレイン酸
不飽和脂肪酸で不飽和脂肪酸はコレステロールを減らす作用。
生活習慣病を予防する。
がんを抑制する。
皮膚を柔らかくするので角質小じわなどを抑制、改善し肌を
若返らせる。
パルミチン酸
飽和脂肪酸のひとつで、パルミチン酸は抗酸化作用があります。
パルミチン酸が不足すると、ビタミンAを安定させることが出来にくくなり、
しわを増やしてしまいます。
パルミトレイン酸
一価不飽和脂肪酸の一つです。
働きは皮膚の老化を防ぐ。
動脈硬化を予防する
高血圧を予防する。
リノール酸
多価不飽和脂肪酸の一つ。
血中悪玉コレステロールを減らす働き。
肌の保湿をする(皮膚にバリアを張るため)
リノレン酸
多価不飽和脂肪酸の一つ。
アトピーや皮膚炎などの症状を抑える(かゆみを止める作用があるため)
血糖値を下げたり、血圧を下げる働き
馬油の持つ幅広い優れた効能について
馬油は、全身に使える万能薬なのですね。
中国では約4000年前から使用されていたそうです。
そして日本へは、約400年前に大陸から渡来しました。
馬油が昔から利用されてきた用途には次のようなものがあります。
- やけど
- 切り傷
- 湿疹
- 水虫
- 肩こり
- 神経痛
- 美肌つくり
こうして昔から利用されてきた理由は、高度な不飽和脂肪酸が50%~60%も含まれているからです。
それで抗炎症作用やアレルギー予防の作用が強いのです。
ただ不飽和脂肪酸は酸化しやすい欠点があります。
しかし酸化を防止する天然の添加物(ビタミンE)が発見されて製品化が可能になったのだそうです。
馬油のもっとすごいことが分かりました。
それは、馬油は皮膚の毛穴の奥、皮下脂肪の約1mmの深さにまで浸透するといいます。
そしてそこに入りこんだ細菌類を殺すのだといいます。
もし、傷をしたときでも、効果は塗布している間は持続するので傷跡を残さず治せます。
そして最もすごいこと、馬油は皮下組織に浸透した後、栄養分として血液に吸収されるといいます。
そのため、皮膚や髪、口内炎にも効果があります。
おわりに
ずっと以前から気になっていました。
温泉に行くたびに備えられている馬油のシャンプーをはじめ化粧品です。
でも、使ったことが無かったので、温泉で使用させていただくだけでした。
あの馬の凛々しい姿を想像するばかりでした。
なにか馬油を身近に感じられなかったのです。
先日道後温泉のお土産屋で買って来た馬油のクリームはとてもコクがあります。
すごくしっとりします。
今回いろいろ見てきて、どうしてもっと早く自分でも使わなかったのか。
くやしい気持ちです。
馬油の素晴らしさを遅まきながら知ることになりました。
馬油は馬の皮下脂肪を原料とする動物性油脂のことです。
オレイン酸
パルミチン酸
パルミトレイン酸
リノール酸
リノレン酸などを多く含んでおり古来より皮膚治療の民間薬に用いられてきました。
昔から利用されてきた理由は、高度な不飽和脂肪酸が50%~60%も含まれているからです。
そして馬油はヒトの皮脂とよく似た性質を持ち、浸透性、保湿・保護の効果に優れています。
馬油は皮膚の毛穴の奥、皮下脂肪の約1mmの深さにまで浸透するといいます。
そしてそこに入りこんだ細菌類を殺すのだといいます。
最もすごいこと、馬油は皮下組織に浸透した後、栄養分として血液に吸収されるといわれます。
馬油を上手に活用したいですね。