黒豆は黒大豆といわれるように大豆の仲間ですよね。
黒豆は表皮が黒く、栄養豊富と言われる大豆よりももっともっと優れた効能と栄養を持った豆です。
その優れた栄養とその効能、簡単な活用方法についてみていきます。
昔からお正月には必ずおせち料理のお重に黒豆がはいっていますね。
平安時代にはすでに黒豆は栽培されていたと考えられています。
黒豆は正式には黒大豆と言われます。
お節料理に黒豆を食べるようになった理由は、昔から「黒い色は邪気を払い災いを防ぐ」ということや、「黒い色は健康を意味し、マメに達者で皺のよる迄長生きを」と祈って、食べるようになったと言われています。
こうして縁起の良い食べ物として知られていますが、栄養面でもとても優れた食べ物です。
また、黒大豆は薬用としてもすぐれた効能があります。
原産地中国では5000年も前から栽培され、大豆よりも珍重されているそうです。
そんな優れた効能と栄養を持った黒豆について少し詳しく、そして簡単活用方法も見ていきたいと思います。
Contents
黒豆の栄養素と効能・効果について
黒豆の主な栄養素と効能・効果についてみてみましょう
主な栄養素と効能
- アントシアニン(黒豆の黒い色)
血圧上昇を抑える効果があり脳梗塞や、心筋梗塞などの予防効果
抗酸化作用により活性酸素を抑え、血液をさらさらにする、発がんを抑える効果
眼精疲労を改善、白内障、緑内障の予防効果
美肌、美白効果 - カリウム
血液の余分なナトリウムを排出し高血圧の防止効果 - ビタミンE
抗酸化作用、老化防止 - イソフラボン
ホルモンバランスの調整、
血圧降下作用、老化防止 骨量を増やす働きもあります。 - 鉄分
貧血のほか、イライラ、集中力の低下の防止 - カルシウム
骨粗鬆症の予防 - ダイズオリゴ糖
善玉菌を増やし腸内環境を整え便秘の解消 - レシチン
善玉コレステロールを増やし動脈硬化の予防
黒豆のレシチンは特に脳細胞、神経細胞に作用し、記憶力、学習能力を高め、老人性認知症の改善効果もあるそうです。
また黒豆は薬用としてもすぐれた効能があります。
薬用としての効能と活用方法についてみてみましょう。
黒豆の品種と薬用としての活用方法
黒豆といってもいろんな品種があるようですね。
代表的な品種として、江戸時代から栽培されている大きさが極大に分類される兵庫県篠山市付近より選抜育成された「丹波黒」、京都府京丹波町の「和知黒」その他の各地域の黒豆として、京都府亀岡市・南丹市などの「紫ずきん」、岡山県勝英地域の「作州黒」、長野県の「信濃黒」、長野・群馬県の「玉大黒」、北海道の「中生光黒」「晩生光黒」「いわくろ」など多数ある。
また小粒の黒豆として、「黒千石」がある。
Wikipediaより引用
また黒豆は平安時代にはすでに栽培されていたと考えられているそうです。
またお節料理に黒豆を食べ出したのは室町時代といわれ、室町時代には砂糖がないためこんにゃくと炊き合わせて「座禅豆」と呼ばれ食べられていたものが起源と言われます。
では薬用としての活用にはどんな方法があるかみてみます。
煮て煮汁を飲む
- かぜの熱
- せき
- 声がれ
- 気管支炎
- ゼンソク
- 利尿作用によるむくみ解消
またビタミンB群が多く含まれるので疲労回復に効果があります。
黒豆煮汁の作り方
1回量として、黒豆大さじ2杯(20G)を水からゆっくり煮て、煮汁を飲む。
この時は甘味は付けないか、ごく少量にする。
数日分作っても良いそうですが、保存には注意が必要ですね。
濃く作ってブロックに冷凍しておくと良いかもしれませんね。
それから今は薬用と言うよりも健康茶として手軽に利用できる黒豆茶があります。
発芽黒豆茶というのがあるようです。
最近の研究では、黒豆は発芽すると発芽前よりも、発芽後の黒豆の栄養分が増えていることがわかってきました。
発芽した黒大豆を香ばしく煎り、ティーパックにした『黒豆茶』が売られています。
手軽に、しかも、豊富に栄養を摂取することができるといいます。
またお茶として飲んだ後の黒豆はちょっと手を加えておかずとして変身させおいしくいただく事が出来ます。
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黒豆を簡単に摂りいれる方法
黒豆は、なかなかふだん毎日摂るのはむずかしいです。
なので、私のやっている簡単活用方法についてお伝えしようと思います。
私の場合は毎日は朝食に必ず黒豆のきな粉をヨーグルトに入れて食べる事を実行しています。
この方法なら、とても手軽に黒豆の効能を実感することができます。
パンに塗るのはホイップ黒豆きな粉です。
黒豆の効能を知ってから毎日欠かさず食べています。
黒豆黒ゴマ入りヨーグルトで1日がはじまります。
もうかれこれ10年近くなると思います。
あと最近はUCCからは黒豆きなこ入りカフェオレが出ていますし、黒豆茶は通信販売でも簡単に買う事が出来ます。
また、黒豆にはカフェインが含まれていないので、黒豆茶はノンカフェインのお茶です。
それで就寝前でも安心して特有の香ばしい香りを楽しみながら、のどを潤してから休むことも出来ますね。
まとめ
黒豆は大豆の豊富な栄養素に加えて皮の黒い部分にはポリフェノールの一種アントシアニンが含まれているため、大豆以上にすばらしい効能があるといいます。
健康な身体に必要な栄養素が豊富に含まれています。
またこれからの高齢者社会にうれしい認知症予防効果もあります。
お茶やきな粉で利用することで、本当に簡単に摂りいれることが出来ます。
やはり効果を期待するには毎日摂りいれる事が必要です。
そうして続けてこそ効果も期待できます。。
ぜひ黒豆を毎日の食生活に摂りいれ続けて欲しいものですね。